Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

読んだ本

空と宇宙の食事の歴史物語:気球、旅客機からスペースシャトルまで 作者:リチャード・フォス

空と宇宙の食事の歴史物語:気球、旅客機からスペースシャトルまで 作者:リチャード・フォス 原書房 Amazon 一言:タイトルだけでワクワク。

マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち 杉田 俊介 著

マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち (集英社新書) 作者:杉田 俊介 集英社 Amazon 一言:「私はマジョリティには属していますが、正しく武装解除しています。」そういう姿勢がいいのかもしれない。

私は男でフェミニストです  チェ・スンボム著

私は男でフェミニストです 作者:チェ・スンボム 世界思想社 Amazon 一言: 「職場の半径200m内には、すぐにでも男性ホルモンで爆発しそうな完全なる「雄」800人が生息している。」 共感が深すぎる。

失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック 新聞労連

失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック 作者:新聞労連 小学館 Amazon 一言:マイクロアグレッション(微細な攻撃)、クリティカルマスという裏付けからのアファーマティブアクション。など。いろいろ学びの多い本。 職業立場上(もとい、立場にかかわ…

自然な建築 隈 研吾 著

自然な建築 (岩波新書) 作者:隈 研吾 岩波書店 Amazon 一言:東京大学のレンガはついこないだ見学に行ったばかりだったのでとても新鮮。 コンクリート造形の不連続性と対比する形で、場所の連続性を確保しようとする自然さがみえてくる。

シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子著

シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 作者:井川 直子 文藝春秋 Amazon 一言:先が見えない状況でのケース事例となるインタビュー。道なき道をゆくものにとって、全く同じではないけれど、いくつかのケースが示されていることは、進んでいく上…

疫病の精神史-ユダヤ・キリスト教の穢れと救い   竹下 節子 著

疫病の精神史 ――ユダヤ・キリスト教の穢れと救い (ちくま新書) 作者:竹下 節子 筑摩書房 Amazon 一言:「一日も早いご回復をお祈りしています」の「お祈り」相手はやっぱり神様??宗教全般にそう明るくない身ゆえに、中盤はなかなか読み進めるのが難しかっ…

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく 作者:川内 有緒 集英社インターナショナル Amazon 一言:音声ガイドなどがスタンダードな見方だと思っていたけれど、美術の鑑賞の仕方は人それぞれの感性。現代アートは特にその差異を受け止める包容力があるような…

氷柱の声 くどうれいん著

氷柱の声 作者:くどうれいん 講談社 Amazon 一言:「まったくだよ。」に、” ん だ か ら さ ”のルビ。 これぞ膝を打つ単純明快な「岩手県民の同意」表現。お見事。 某中学入試問題の題材となり、読んで引き込まれたから、というなんとも主体性のない出会いだ…

〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ 近藤 史恵著

タルト・タタンの夢 〈ビストロ・パ・マル〉 (創元推理文庫) 作者:近藤 史恵 東京創元社 Amazon ヴァン・ショーをあなたに 〈ビストロ・パ・マル〉 (創元推理文庫) 作者:近藤 史恵 東京創元社 Amazon マカロンはマカロン ビストロ・パ・マル・シリーズ (創元…

元女子高生、パパになる 杉山文野著

元女子高生、パパになる 作者:文野, 杉山 文藝春秋 Amazon 一言:どうしてもあるトランスジェンダーの人の風変わりな人生のお話と思ってしまうけれど、彼にとっては普通の、普通を求めた日々の記録。 義母との関係性の変化の過程が印象に残った。理解するこ…

妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ 橋迫瑞穂著

妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ (集英社新書) 作者:橋迫瑞穂 集英社 Amazon 一言:妊娠・出産は命にも関わる大きな出来事であるが、科学的なケアや、安産祈願のレベルをまるっと超えるてくる主張がたくさん出てきてびっくり。 ただ、妊娠・出産が(特…

スマホ脳 アンデシュ・ハンセン著

スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon 一言:スマホはいろいろよくないという主張なのかと思っていたけれど、それだけではなかった。デジタルという新しい道具を賢く使えるように、デメリットを知っておくための本。 最後の「デジ…

「色のふしぎ」と不思議な社会 ―2020年代の「色覚」原論 川端裕人著

「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論 (単行本) 作者:裕人, 川端 筑摩書房 Amazon 一言:青黒、白金ドレスのお話も、しっかり解説されていた。ちなみに自分は白金派。

人口減少時代の都市-成熟型のまちづくりへ 諸富 徹 著

人口減少時代の都市 - 成熟型のまちづくりへ (中公新書) 作者:諸富 徹 中央公論新社 Amazon 一言:人口減少を見据えて、成長型から成熟型のまちづくりへ。

かえるの哲学 アーノルド・ローベル著

かえるの哲学 作者:アーノルド・ローベル ブルーシープ Amazon 一言:しんぱい ごむよう。

さよなら、男社会 尹雄大著

さよなら、男社会 作者:尹雄大 亜紀書房 Amazon 一言:マチズモ(男性優位主義)という言葉は、恥ずかしながら最近知った言葉。社会学では、カタカナ語がよく登場してくる。頑張って覚えていかなきゃと常々思う。

土葬の村 高橋繁行著

土葬の村 (講談社現代新書) 作者:高橋繁行 講談社 Amazon 一言:土葬はもとより、死者の弔いそのものがあまり身近ではない(身近にしたくないという想いもある?)。それだけに各地域の葬送の慣習がとても新奇的に思えることが多かった。

キリン解剖記 郡司芽久著

キリン解剖記 作者:郡司芽久 ナツメ社 Amazon 一言:首の長さと血圧との関係性、言われてみればその通りだけど、とても興味深い発見。ほかにも、動物園でキリンを見る前にもう一度読んで予習したい本。

食品犯罪-厚生省を告発する 郡司 篤孝著

食品犯罪―厚生省を告発する (1970年) (三一新書) 作者:郡司 篤孝 三一書房 Amazon 一言:古本市で目に留まって、パラパラめくって面白そうだったのでゲット。

もうあかんわ日記 岸田奈美著

もうあかんわ日記 (コルク) 作者:岸田奈美 コルク Amazon 一言:これは「大変だけれど愉快なエッセイ」のようで、実は暮らしの中でそうそう起こりそうにないけど起こるかもしれない出来事の「対処手引き」。

これからの男の子たちへ 太田啓子著

これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン 作者:太田 啓子 大月書店 Amazon 一言:昨今のジェンダー意識や観念の変化は、長い転換期の真っ最中だと自分の中では考えている。 本著は「有害な男らしさ」とはなんたるかを、とても丁寧…

日本の包茎-男の体の200年史 澁谷 知美著

日本の包茎 ――男の体の200年史 (筑摩選書) 作者:澁谷知美 筑摩書房 Amazon 一言:どうしてこのテーマ?と思いつつも、読んでみると、探求する魅力が充分にあるテーマだと、非常に納得。

ニューロダイバーシティの教科書 村中直人著

ニューロダイバーシティの教科書: 多様性尊重社会へのキーワード 作者:直人, 村中 発売日: 2020/12/11 メディア: 単行本 一言:脳や神経由来の違いを「文化圏が大きく異なる国同士の国際結婚」という喩えが秀逸ですごく腑に落ちた。こんなたとえができるよう…

手の倫理 伊藤亜紗著

手の倫理 (講談社選書メチエ) 作者:伊藤亜紗 発売日: 2020/10/08 メディア: Kindle版 一言:第1章で投げかけられた抽象的概念を、第2章以降の様々なエピソードが紐解いていくような本。だんだんと理解が進んでいく様が心地よい。 視覚障害者のための音声、聴…

狙われる18歳! ?――消費者被害から身を守る18のQ&A 日本弁護士連合会消費者問題対策委員会 (著)

狙われる18歳! ?――消費者被害から身を守る18のQ&A (岩波ブックレット, 1043) 作者:日本弁護士連合会消費者問題対策委員会 発売日: 2021/03/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) 一言:タイトルが危険なニオイ。そして中に出てくるデジタルプラットフォーム…

認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 木之下徹著

認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 5000人を診てわかったほんとうの話 (講談社+α新書) 作者:木之下徹 発売日: 2020/08/20 メディア: Kindle版 一言:世間が思っている認知症のイメージが、一側面でしかないということが、生々し…

男らしさの終焉 グレイソン•ペリー 小磯洋光

男らしさの終焉 作者:グレイソン・ペリー 発売日: 2019/12/25 メディア: 単行本 一言:「壊れてないなら直すなよ」が納得できるがゆえに、より公平な視点を持たなければとも思う。p197の男性の権利は、いまでこそ許容されつつあるけれど、これまでひた隠しに…

世界の「住所」の物語  ディアドラ・マスク、 神谷 栞里

世界の「住所」の物語:通りに刻まれた起源・政治・人種・階層の歴史 作者:ディアドラ・マスク 発売日: 2020/09/19 メディア: 単行本 一言:第7章の日本と韓国の話は、いろいろ気づかされることが多い

言葉の守り人 ホルヘ・ミゲル・ココム・ペッチ

言葉の守り人(新しいマヤの文学) 作者:ホルヘ・ミゲル・ココム・ペッチ 発売日: 2020/06/20 メディア: 単行本 一言:「女であるだけで」を読んで、マヤ文学とはなにかというのが気になったので読んでみた。なんというか、”大人が読む絵本”という感じ。