Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

日本の包茎-男の体の200年史 澁谷 知美著

 

 一言:どうしてこのテーマ?と思いつつも、読んでみると、探求する魅力が充分にあるテーマだと、非常に納得。

 

若者がいろんな情報を得て気にしてしまうというのは、
想像するに難くないけれど、
老年期にも気にする人がいて、その理由に男性性としてのプライドが関係してくるあたりは新鮮な視点。まさに男らしさの呪縛。
死ぬまでその観念に”包まれている”のが男なのか。
(あ、本書では包まれていること自体を否定していないけど。)

 

買ったときの一コマ。
店員「ブックカバーおかけしますか?」
自分「いや、いらないです」
--ここで男性である当事者の両者、なにかを察する…。--
店員「ホントにいいんですか?」
自分「はい、カバンにいれるんで。」

ブックカバーがメタファーになるとはね…。

 

6月下旬:追記。

 こんなコメントもついて…。タイトルだけみて反応したんだろうな。
発言者の表面的で薄い物事のとらえ方がよくわかる。

でも結局こういうところからしか、こういう話題に入らないし、入れないというのが現状で、呪縛として残っていくのかもしれない。
発言者の彼が、この本の中身まで読み、理解できる日が来るといいのですが。