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某家庭科教員の個人記録。

疫病の精神史-ユダヤ・キリスト教の穢れと救い   竹下 節子 著

 

一言:「一日も早いご回復をお祈りしています」の「お祈り」相手はやっぱり神様??

宗教全般にそう明るくない身ゆえに、中盤はなかなか読み進めるのが難しかった。それでも、終章でキリスト教が科学と折り合う形で人々に浸透してきたことで、穢れや救いの観念が特に今の社会状況に果たす意義があることがみえてきた。
非科学的だからとすぐに否定するのではなく、その意味するところや人々の受け止め方についても想いを馳せて、深く考えられるようにしていきた。