Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

日本の中絶 塚原久美 筑摩書房

 

一言:水子供養イデオロギー

 

堕胎罪を維持しながら、特定の資格保持者だけがその法律から免除されて中絶手術可能となる。そういうしくみは、利権であったり、特権意識みたいなものを生みやすい。

4月に経口妊娠中絶薬が承認された。これが選択肢として加わったことで、指定医師が勤める病院・クリニックも、選択肢を提供することになるのだろう。穿った見方になるが、その選択肢の提示の仕方イコールその病院のスタンスとなる。

授業では、NIPTに関連して、中絶について取り上げているが、それを取り巻く実情については伝えきれていないのが正直なところである。しっかりと勉強しておきたい。