ひとこと：第1章が「相撲とちゃんこ」で、まさに筋肉と脂肪。つかみが最高である。トレーニング後にちゃんこを食べたくなる本。
様々なスポーツの食事、栄養管理とともに、顔が思い浮かぶ有名アスリートの食事のこだわりやケアの仕方をインタビューしたルポ。
ご飯はどんぶりめしで十杯だ！みたいなのは、やや精神論めいて思われがちであるが、トップアスリートになると運動量、消費カロリーと、身体づくりの観点からはあながち的外れでもないことが、話から伺えた。食べる力というものも、結構大切な能力なのかもしれない。
後半の女子陸上選手の話は、なにかと今叫ばれている話で切実さが強く伝わった。
「根性」や「精神論」は、トレーニングのあくまで副菜でしかなく、「健全な身体」や「科学的な手法」がメインとなっていくことを期待したい。
