Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

炎上CMでよみとくジェンダー論 瀬地山角著

 

 一言:男性ー女性軸と性役割ー外見・容姿、性的メッセージ軸の4象限マトリクスで、いろんな炎上事例を取り上げながらも、背景となるジェンダーにまつわる解説がある。総じて、悪かったものと良かったもののの事例があり、その違いを突くというあたりがとても痛快に、そして理解しやすく読める。

最後の下駄の高さについても、特に特権階級の男性視点からは、またその話か…となりがちだけれど、それでも同じ論調の別の文章よりも伝わりそうな気がするのは、著者の話術なのかなとも思う。

少し尖った意見があるなとも思ったが、研究者という感じがそうさせているのか。古市さんもそんな感じだし、似てるなと感じた。