一言:「削り取る」という表現がぴったりなくらい、マチズモは根深い。
射精責任を読み、刊行記念イベントへ参加しようと思い、ゲストが著者ということで手に取った。
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公共空間での傲慢な歩行をする男性や、痴漢などの性犯罪に対しての意識の男女差といったテーマももちろんではあるが、立って尿をすることや、結婚式のしきたりなどにも潜んでいる感覚の違いに対して、しっかり正論を投げている。
ジェンダーバイアスは、もちろんで統計的には多数を占めるものがあるかもしれないけれど(結婚式のあり方など?)、大多数がそうだから、自分の感覚はそうだから、といって、好き放題意見していいものではない。客観的に考えて、思っても口にしないという姿勢はそうした場面では必要なスキルなのかもしれない。