Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

生殖技術と親になること――不妊治療と出生前検査がもたらす葛藤 柘植あづみ みすず書房

 

一言:実データと体験者の話、そして著者私見と、いろいろとバランスがよい。

子宮移植の話となると、家庭科の授業の内容という観点では範疇外になってくるが、生殖医療技術に関連する事柄を、網羅的に把握できる本だろう。

第5~7章の出生前検査に関しては、現時点での最新のデータが載っていて、大変参考になる。割合データなどの客観情報とともに、実際に検査を受けた人の意見や、医師側の見解などもあり、様々な視点でとらえることができると感じた。

次年度はこの内容を引用しながら、出生前診断の内容をアップデートしたい。