Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

おいしいごはんが食べられますように  作者:高瀬隼子

一言:「食事の役割」の定義を押さえながら読むと、また読み方に深みが出る…(家庭科の人だけかもしれないけど)。

 

登場人物の食に対する考え方の差異が、人間関係に影響していくということを、生々しく描いた小説。
食への考え方は、本人の現在の生活環境はもちろん、生育環境などの要因も充分に含まれる。登場人物がどのような幼少期を育ってきたのかを想像することもまた興味深い。