Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

スクールホーム ケアする学校 ジェーン・R.マーティン

 

 一言:これって家庭科じゃん。

※絶版になっているので、持ち出し禁止の図書館で閲覧申請して、限られた時間で(コロナ対応のため)ざっと読みしかできなかった、という前置きの言い訳をしておく。詳しくは以下を。

www.library.metro.tokyo.lg.jp

 

「家庭科の学び=家事のスキル習得」というイメージでいる人も少なくないが(それゆえに、規範や一般水準レベルの線引きという話題があがり、今回手にすることに至ったのだが)、それだけではない部分もある。「自立」としての側面は、そこに親和性を感じるけれど、家庭科で扱う「共生」の観点は、そことは分けて考える部分ではないだろうか。

社会に出て、他者への配慮と関心とつながり(care ,concern ,and connection)を持っていくにあたっては、家庭的な雰囲気に身をおくことがベースに必要となる。
(これ、保育における愛着形成の話とかなり類似していると思うのは私だけ?)
その場を見失った子どもたちへ、"生活のあらゆる場面が教育的意義を持つ"という重要な点を代替するための場を用意したのが、スクールホーム。その場では、なにかの一般的水準・モデルに"合わせる”といったようなやり方にはしていないはずであり、そのやり方は「共生」の観点を学習する上での心構えとなるかもしれない。

 

うーん、まとまらない。機会をみて再読せねば。