Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

女であるだけで ソル・ケー・モオ

 

 

女であるだけで (新しいマヤの文学)

女であるだけで (新しいマヤの文学)

 

 一言:フェミニズム文学というところから興味をひき、読んでみた。

男女の格差がまだ残っている場面や状況は様々あるが、それが宗教的伝統間から来るという点や、地域的な事情なども絡んでくるということがみえる。
あとがきの、「先住民の告発文学」であるというワードがとても響いた。

 

マヤ民族の人たちの文学、文字記録があり、それを残していくということの意義も感じられる。物語は読みやすく、スッと入ってくるが、背景にいろいろなものが見えてくる。