Dftf ver2.0

某家庭科教員の個人記録。

「Q.どう子育てしたいか」生徒解答集

家庭科、保育分野の学習を終えて、生徒に論じさせた、
「父親となったときに、どう子育てしたいか。」
すてきな解答がありましたので、いくつか抜粋してご紹介。

 

おいしい食事と楽しい体験を重視し、感受性豊かな子どもに育てたいと思った。世の中にある楽しいことをたくさん知ってほしい。

 

 子どもが危ないことをしそうになった時に、子どもがそれは危険だと認知して自らストップをかけることは見守るが、子どもが危険性を判断できずにケガをしそうな場合は、止めに入る。また、親は子どもの背を見て育つものなので、子どもの前では優しくありたい。あと嫌われたくない。

 

 子どもをいる時間をなるべく多くする。外で遊ばないと体が健康体にならないので、毎週日曜は遊びに連れていく。子どもの心をなるべく汲み取って接する。ごはんは残させない。

 

 子どもをたくさんレジャーに連れて行って、自然と触れ合わせたり、音楽系の習い事をやってもらいたい。そして欲をいえば将棋をやってほしい。将棋に出会わずに人生を損してほしくはない。

 

 自主自立をモットーにして、自然と触れ合い、生き物を愛し、しっかりと勉学に励む成績優秀な心優しい子どもに育てるために、普段から勉強の習慣をつけさせ、公園などに連れて行かせたい。ただ、世の中そんなに甘くないと思うので、親って大変ですね…。とりあえず、自然や生物を愛する子になれば自然といい子に育つ気がするので、そうします。

 

 自分はまだ父親でないから、幼児が大人からみてどれほどかけ離れた弱き存在なのかはわからない。されど、今回の実習や先生の講義をきっかけとして、自分は子どもを尊重し、自分の価値観を押しつけずに子どものマインドに寄り添い、軌道修正はほどほどに、「子どもから話しかけてくる」「子どもが自ら行動する」ことを大切にして、野外活動や勉強に限らず、多様な世界を見せて吸収し、反応していける子どもと共生したい。

 

 自分もさせてもらったし、自然体験や塾はさせてあげようと思う。しっかりと叱ってやっていいことと悪いことをわからせることもインターネット社会では重要だと思う。物事の分別がつく、中3くらいにはスマートフォンを与えようかな。黒歴史トーク力があったら笑いにできるけど、なかったら本当につらい思い出っていうのはよくわかってるし、インターネットの使い方には気を付けさせたい。Twitterみてると主婦の方々も大変そうだし、育児は奥さんと分担できたらいいなぁ。

 

 住居に関しては、必要最低限の水準でよいと考えている。もちろん安全に配慮して、家具の高さを下げる、高所に居を構えない、段差を減らすなどの工夫は行うが、不要に広いと、親との接触や教育が不十分になると考えられるからである。一方で、外出など、子どもと「何か」する機会は一般より多くとりたい。特に自然体験は自分が多かったこともあって、重要だと考えていて、遊ぶことによる運動能力や創造性に加え、様々なものに感動することを経験させたい。

 

 

 多分仕事などで忙しく、そんなにひまな時間はつくれないと思うため、保育園に子どもを預けるのだとは思うが、休みの日などは子どもと遊んだり、旅行に行ったりで子どもが楽しめて、非認知能力を高められるような経験・体験をたくさんさせてあげたい。あとは好きなことさせとけば何とかなる。

 

 小さい頃から、自分で主体的に何でもやってきた、という経験は、自発的に行動できる人格を形成することにつながると思う。また、子どもの能力の少し上の目標ラインを与えることによって、子どもが頑張ってその目標を達成したときに達成感を味わわせられると思う。これらの子どもの頃の体験は、自分への自信につながるはずである。ただし、成功体験だけで育ってしまった場合、挫折したときに立ち直れなくなるので、失敗経験というのもある程度必要であると思う。

 

 とりあえず、妻とは良好な関係を築いておく。できちゃった婚等の無責任なことは絶対しない。両親の安定は子どもに安らぎと将来の家庭像を思い起させる大切な条件である。そのうえで、一定の倫理を説く以外はあまり口をはさまないつもりである。一人っ子だと無意識で甘やかしてしまうので、二人以上の子どもは欲しいか。もし子どもが周りとの同調を拒むようであれば、全面的に味方をしてあげたい。変に気負わず、尊敬できる点もあれば、ダメ人間なところも見せる。あとたくさん稼ぐ。

 

 とりあえずお金に困らないような生活にして、やりたいこと(留学、受験etc)をすべてできるようにする。あと我慢を教えたい。僕は今我慢できなくて困っているので大事だと思う。とても大事。あとはお金の使い所を教えたい。やりたいことには金はつぎ込めるだけつぎ込むべきだと思う。その金をかける価値があるか見分けることも大事ということも。

 

 幼稚園実習を経たうえで、僕は子どもに「自分でどうにかする力」を身に着けさせるのがとても大切だと思った。なぜなら、過保護にしてしまうと将来自分のもとから離れたときに困るだろうし、小さい時で言えば、友達をつくることなどにも困ってしまうからだ。そのため、僕は子どもをある程度自由に放っておきたい。しかし、愛情を親から受けることもまた大切なことなので、休みの日は子どもと遊ぶなどしてコミュニケーションをとることを心がけたい。

 

 僕は将来自分の子どもには「発想豊かで、人のことを思いやれる、優しい子になって欲しい。そのためには、幼い頃から、液晶製品を除いた積み木、知育おもちゃなどといったものをあげて、また、自然の環境にもたくさん触れさせてあげたい。また、基本的には優しく接するが、やってはいけないこと、特に人間関係では厳しく叱る、そんな父親になりたいです。なぜなら僕の父がそうであったからです。

 

 まず、子どもに自然体験を多くさせてあげる。子どもは3歳までに頭のよさが決まると聞いたことがある。そのため3歳までに休日はたくさんの所へ連れていってあげたい。そして、幼稚園に入れて、そこで多くの子どもたちとたくさんコミュニケーションをとってもらいたい。その頃からプールやサッカーなどの習い事をさせてあげたい。運動神経がよいことは必ず将来の生活を豊かにしてくれると思う。そして小学生に入ると、今まで通り習い事をさせながら、小学四年生くらいから塾に入れさせてあげて、中学受験をさせてあげたい。どうせ受験するならトップを目指してほしい。そして中学に入ったら、部活動や文化祭、体育祭など、その時期にしかできないことを楽しんでもらい、高校からは大学に入るために、塾に入れさせたい。気づいたら全く僕と同じだった。親に感謝します。

 

 

・・・授業で得た学びとともに、自分自身の想いや父親像をしっかりちゃっかり含まれている。書かせたから出てきた言葉かもしれないけれど、行く末をみつめて想いを馳せる機会をちゃんと提供でき、よかったように思います。