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某家庭科教員の個人記録。

出生前診断 西山深雪

 

出生前診断 (ちくま新書)

出生前診断 (ちくま新書)

 

 一言:教科書がいかに上辺だけかを痛感する一冊。丁寧なまとめ。

 

●非侵襲的検査
  2012年夏に発表される。
  妊婦の血液の胎児のDNAを部分析
  精度の高い診断ではあるが、あくまでもスクリーニング(振り分ける検査)
  年齢によるが、ダウン症陰性は80~95% 陰性は99%
  確定的診断(羊水・絨毛)を必ず行う必要がある
 
 妊娠初期コンバインド 11週~13週
  妊婦血液成分と胎児の首の後ろのむくみなどをみて検査
  比較的制度が高め
 
 
 母体血清マーカー検査 15週~
  東尾理子さんが
  妊婦血液を検査
  ダウン症的中率は陰性の場合99%m、陽性の場合2%の的中率
 
クアトロテスト
ダウン症ではない
陽性
39
1724
陰性
6
17343
 
 
●侵襲的検査
 侵襲的であるため、前期破水、感染 出血 流産などが起こる可能性がある
 妊娠前期のほうが、流産リスクは当然高いので、後期の検査の方が望ましい
 
 羊水検査 15~16週
  羊水を採取して染色体異常を調べる
  日本の確定的な検査は99%これ
 
 絨毛検査 10~14週
  妊婦胎盤の一部絨毛組織を採取し、胎児の細胞を調べる
  日本ではあまり行っていない。
 
 
出生前診断」と一言で話してはいるが、体へのリスクの度合いや、診断の精度など、しっかりと知ったうえで用いるべきキーワードであると感じる。